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フッ素のこと

どの歯磨き粉にもフッ素が入ってるのがジョーシキのようになっています。フッ素がどうして歯に良いのでしょう。

フッ素には
1.歯のエナメル質のハイドロキシアパタイトに結合してフルオロアパタイトを形成し、酸に強くなる
2.再石灰化を促進する
3.むし歯菌の活動を抑制する
なんとまあ、三拍子そろった効能!
せっかくこんな効能があるんだから、有効にフッ素を使わなくては!ですね。
本当に一番効くのはフロリデーションといって、自治体ごとに行う水道水にフッ素を混ぜるというもの。
でも、これはイロイロな事情で現在ではほとんどの県で行われていないようです。残念です。
次にフッ素洗口法。
歯磨きの後フッ素を溶いた水でブクブクうがい。
そして、歯科医院で行う高濃度フッ素塗布。
これは歯磨き粉の10倍程のフッ素を塗布します。フッ素がハイドロキシアパタイトに結合しフルオロアパタイトになり、酸に強くなるだけではなく、フルオロアパタイトからフッ素が少しずつ溶け出して、長きに渡ってそれが再石灰化を促進してくれるのです。三ヶ月に一回を目安に塗布します。
当院では、大人向けに、歯の被せ物にも優しい中性のフッ素を使っています。
そして、フッ素配合歯磨き粉などによる歯磨き。これは低濃度ですので、フルオロアパタイトが形成されるというよりも、フッ素がお口の中にフッ素イオンとして残り、再石灰化を促進する効果があります。有効にするためには、お口の中に出来るだけフッ素イオンを残した方がいいので、うがいをあまりしないこと。ということは、泡泡の歯磨き粉はしっかりうがいしないといけないので、出来るだけ、発泡剤が入っていないものを使った方がいいですね。
手軽なフッ素配合歯磨き粉を毎日使うのと、むし歯が気になる方、リスクの高い方には高濃度フッ素塗布はかなりオススメです。

こちらが当院で使用しているバトラーフローデンフォーム。

ぶどう味で美味しい。