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歯やお口の話

痛くない注射器?!

歯の治療といえば痛い!と思われていますが、やっぱり麻酔でしょうか。

麻酔がなぜ痛いか・・・。
いろいろ理由はあるのですが、針による刺すときの痛み、麻酔薬液が注入されるとき組織に圧がかかったときの痛み、麻酔薬液の温度が主な原因とされています。
治療も嫌だけど、やっぱり、麻酔が嫌!という方がたくさんいらっしゃるなかで、いかに麻酔を痛くないようにするかというのは一生努力しないといけないことだと思っています。

針による刺すときの痛みは、針の太さで解決します。針の太さはいろいろありますが、細ければ細いほど刺すときの痛みは軽減します。当院では一番細い33Gの針を使用しています。 そして粘膜に表面麻酔を併用する場合もありますが、表面麻酔の効果は・・・どうでしょうか。もちろん針を刺す角度や、粘膜の緊張にも注意が必要ですが。

そして麻酔薬が入るときの組織の圧がかかるときの痛みは、液の入る量の速度が関係してきます。とくに針が細いため急速に液を入れるとかなりの圧がかかり、痛みが増します。ゆっくり、ゆっくり一滴ずついれるつもりで息をひそめながら注射していきます。なので、麻酔をするときに時間がかかることをどうかお許しください。
この液をいれる速度を自動コントロールしてくれる注射器があります。
その名は「アネジェクト」
電動の注射器なのです。これは薬液の注入速度がコンピューター制御されています。
圧がかかりすぎているときは、速度が遅くなり、かかってないときは早くなるという優れもの。
これに33Gの注射針をつければかなり痛みは少なくなるでしょう。

薬液も冷蔵庫でキンキンに冷やされたものでは体温との温度差から痛みを感じやすいため常温にしています。

麻酔をするたびに患者さんの目じりがピクッとならないような注射を目指して邁進している日々であります。

でも私としては器機なんかに頼らずに痛みの少ない注射を目指したい!自己満足です。

アネジェクトご希望される場合は声をおかけくださいね(^^)