WEB予約

Staff blog

カテゴリー

月別アーカイブ

歯やお口の話

愛し続けて35年・デンタルチェア

先週の木曜日、モリタの講師をお招きして「バキュームテクニック」の勉強会を行いました。
当院は開業当初よりモリタの「スペースライン」を愛用しております。
とても古い昔のスペースラインもメンテナンスが良く、今でも3台使用しています。
最近残念なことに1台が壊れてしまい、NEWスペースラインを投入しました。
現在4台のスペースラインが毎日がんばってくれています。
NEWスペースラインは座り心地が最高!低反発で眠ってしまいそうなくらい!
スペースラインには特徴があって、チェアの肩の部分にタービン、エンジン(歯を削るための機械)エアー(風や水を出す機械)、バキューム(唾液を吸う機械)が収納されています。これは他のデンタルチェアとは全く違います(ほとんどのデンタルチェアーはテーブルに機械がついています)。
実は私たち若手歯科医師は肩収納型チェアーではなく、テーブルの方にに機械が付いているものに慣れていると思います。
副院長も私もどちらかというとスペースラインはあまり使用したことがありませんでした。
ところが、樋口歯科に勤務するようになって、スペースラインの使用感の良さに魅了されてしまいました。
治療の際、タービンやエンジン、エアーを交互にいろいろ使用します。機械を置いたり、また使ったり・・・。
それらがチェアーの肩に収納されているため、自分の近いところにあるから無駄な動きが少なくなります。
そのため、患者さんの口腔内から目を離すことなく診療ができます。
そして診療姿勢もよくなるような設計だそうで・・・。
ということで、前置きはこのくらいにして・・・。。

今回の勉強会はバキュームテクニック。
バキュームは治療において、非常に重要です。
バキュームの位置や引き方一つで治療のやりやすさや、患者さんの治療における苦痛の軽減にもつながります。
私もアシスタントとしてバキュームを使うことがあるのですが、すごく難しいんですよ。
衛生士さんはそれを難なくこなして尊敬するばかりです。
スペースラインにはその形体にあったバキュームテクニックがあるとのこと。
今回はスペースラインにあまり慣れていない樋口歯科の新人スタッフへの指導と、慣れているスタッフは復習という意味で勉強会を開きました。
もちろんドクターも分かっていないとツーカーの関係にはなれませんので我々も参加です。
スペースラインはバキュームの先のゴム部分の形状からバキュームのホースの長さ、重さまでアシスタントしやすいような設計になっていることに驚きました。
スペースラインはホースの短さが難点!って思っていたのですが、ホースは長けりゃいいってものではないことも分かって、スッキリ!
エアのミラーへの当て方や、治療する場所によってバキュームを置く位置などを、理論的に教えていただきました。
私たち歯科に勤めるものは姿勢が悪くなりがちですが、いかにアシスタントをすれば腰を痛めないかということをお話されていました。講師の衛生士さんのお話がすごく上手で、なにより声が聞き取りやすく一気に引き込まれました。
とても有意義な木曜日でした。
あとは日々の診療において、学んだことをまずやってみること!
そして患者さんの苦痛を少しでも和らげられるよう頑張ります。