顎関節の病気
顎関節症とは?
口を開けるとあごが痛い、音がする、口が開けにくいなどは顎関節症の典型的な症状です。
でも、肩こりや頭痛など顎とは無縁と思われるとことに症状が出ることもあるのが特徴です。
顎の動きと全身の関係
ものを噛むと、こめかみ、首、耳の後ろ、鎖骨の下などの筋肉が微妙に動きます。また奥歯ギュッとかみしめるとき、足が床についているかいないかで奥歯にかかる力が違ってきます。咀嚼(かむこと)は全身の筋肉や血液循環に影響を与えているため体の調子にも関わりがあります。
顎関節症の原因
噛むときは左右同じような力で噛まなければなりませんが、かみ合わせが悪いと、バランスが崩れて片方ばかりに負担がかかってしまいます。
悪いかみ合わせの原因は
- 歯並びが悪い
- 義歯(いれば)が合わない
- 歯が抜けたままになっている
などが考えられます。
また姿勢が悪く左右どちらかに傾いていたりすると、食べるときも傾いたほうばかりで噛む癖がついてしまいます。そうした毎日の習慣がアンバランスのもとを作り出しているのです。
かみ合わせを悪くする習慣の例をあげてみますね。
- 姿勢が猫背気味である
- いつも首を左右どちらかに傾けている
- 片側で噛む癖がある
- 食事中、足を組んでいる
- よく頬杖をつく
- いつも左右どちらかを向いて寝る
- 歯ぎしりをしたり歯をくいしばる癖がある
- テレビの方を向いて食事する
あてはまるものはありましたか?日常の姿勢や食事中などの何気ない癖が、かみ合わせを悪くして顎関節に負担をかけていることが多いようです。もしかかってしまったら医師の治療とともに、自分の生活を振り返ってみることも大切なようですね。
顎関節症の治療と予防
治療は原因を取り除くことからはじまります。
歯の治療やかみ合わせに問題がある場合は口腔内に治療が必要になります。
- 痛みを伴う場合・・・お薬を使うことがあります
- かみ合わせに問題がある場合・・・かみ合わせを少し削って調整したり、希望があれば矯正治療(専門医への紹介になります)を行ったりします
- 歯のくいしばりや歯ぎしりがある場合・・・マウスピース(ナイトガード)を作製します
もし顎関節症にかかってしまったら悪い癖をやめるようにしましょう。またしばらく大きなお口を開けたり歯を食いしばったりして顎に負担をかけるのを避けましょう。
自分でチェックしてみよう
顎のなる音や食事の姿勢を点検しましょう
両耳に小指を入れて軽く抑え口を開けたり閉じたりすると、耳の穴の前側にある骨が動くのがわかります。そのとき。どちらかの耳にカチッという音が聞こえ、痛みがあると顎関節がずれている可能性があります。また正座をくずした姿勢で食事をしたり、電話を顎にはさんで話すなど、顎に悪い癖です。
