口腔外科
現代人は親知らずがまっすぐ生えていることは少なくほとんどの場合斜めに生えていたり、歯茎の下に埋まっています。
斜めに生えている場合は、歯冠を切り落としてから根っこを抜いたり、歯茎に埋まっていたら歯茎を切ってから抜歯する必要があります。
簡単なものだと準備から最後まで30分、難しいものだと1時間くらいかかります。
親知らずの抜歯の注意点
下の顎には太い血管と神経(下歯槽神経)が入っている管(下顎管)があります。
親知らずは奥深く埋まっていると下顎管と近接していることがあり、抜歯の際に傷つけてしまう可能性があります。そうなってしまった場合抜歯した側の唇や顎がしびれる(感覚の麻痺)ことがあります。しびれが出てしまった場合、薬物療法(ビタミンB12、ATP製剤)、星状神経ブロック、針治療、レーザー治療などがあります。ほとんどの場合治りますが、完全には回復しないこともあります。
親知らずを抜いた後は?
上の親知らずはほとんど痛みはありませんが、下の親知らずは人によりますが術後1週間から10日間程痛みがあります。痛みは鎮痛剤で対処していただきます。
腫れは術後2日目がピークでその後は徐々にひいていきます。腫れとともにお口も開きにくくなりますが、これも術後2,3日で元にもどります。
出血は翌日には止まります。出血がひどい場合には皮膚に青あざができますがこれも時間とともになくなっていきます。
術後1週間ほどで抜糸します。抜いたあとの穴は少しずつ平坦になり骨ができて元に戻りますが、完全に元に戻るのは3~6カ月くらいかかります。
根っこの病気で歯の神経が入っていた穴をきれいにしてもなかなか治らない場合、外側から根っこの先端を病巣ごと除去する手術です。根っこにできた嚢胞も一緒に摘出することができます。
口腔粘膜にある小唾液腺がつまってできた粘液嚢胞を切除します。
